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2000.3.2
 
 


ウエブの技術に興味はあるのだろうか…

 W3C(World Wide Web Consortium)が2000年1月、次世代Web への道を提供するXHTML 1.0を 勧告として公開した。まあまあ順調に規格作成作業が進んでいるようだ。2月23日現在、メンバー企業・組織の数は399にものぼる。
 米(MIT)・欧(INRIA)・アジア(慶応大学)を網羅するグローバル組織だが、日本からのメンバーは意外に少ない。英文なので企業名を見逃す可能性があるにしても、全体の5%にしかならない。

 日本からの参加は、大学では慶応大学と国際大学のみ。公的機関からはNHKと日本障害者リハビリテーション協会である。もちろん、錚々たるエレクトロニクス企業(キャノン、富士通、日立製作所、松下電器産業、三菱電機、NEC、シャープ、SONY、東芝)と通信企業(NTT、NTTDoCoMo、J-Phone Tokyo)が参加しているとは言うものの、かなりの数の大手企業名が見つからない。他に目立つのは、トヨタだ。GM、フォードの名前は無いから、革新的企業といえよう。

 当然ながら、どの国からも、代表的な情報機器メーカーや通信企業が参加している。その上、ソフト開発企業やインターネット・プロバイダーも多数参加している。ウエブのソフトウエアを議論するのだから当然と思う。どうして、日本からは参加しないのだろうか。ソフトはメーカーまかせということか。
 メンバーリストには大学や研究機関の名前も多数並んでいる。もともと研究機関のネットワークから発生したから、参加しないことの方が不思議な位だ。日本の他の大学や研究機関はW3Cに冷淡なのだろう。少なくとも代表的図書館や国研位は参加しそうなものだが、こうした活動に興味が無いか、関与しない方針なのだろう。その点ではアジアの国の方が余程熱心だ。
 欧米がインターネットを重視しているのは、参加者リストにも現れている。イメージングの世界からはイーストマン・コダックやアグファ・ゲバルト、金融機関ではABN-AMROBANK、American Express、CITY BANKが参加している。

 普通は、規格の議論ができない企業は、技術的に遅れていると見なされる。この場合にも当てはまるとしたら、日本のインターネットは、普及が遅れているだけではなく、応用ソフトも遅れていると言うことになる。


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