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2000.3.2 |
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IT分野の共同研究が本格化する…2000年2月、欧州の情報・数学研究コンソーシアム(ERCIM)と米国NSFの共同ワークショップが開催される。これからの、IT領域で鍵を握る研究内容を検討するために、戦略的な議論をしようという意欲的なものである。(http://www.ercim.org/EU-NSF/)ERCIMは、次世代ワールド・ワイド・ウエブ技術について、汎欧州的なコンソーシアム(W3C)を作り上げており、インターネットを中心とする先進的なIT技術の研究に力を注いできた。又、デジタル・ライブラリー・プロジクトでもNSFと協力関係を結び、インターネット応用開発を加速させている。 米・欧のサイエンス分野のリーダー達は、このワークショップをバネにして、21世紀の飛躍の第一歩を踏み出そうとしている。 こうした動きが強まったのは、実は、バラバラな研究開発になりかねないウエブ応用に方向性をつけようと考えているからだ。 今までは、欧州は、標準化は国際機関(ISO)の仕事と考えていた。ERCIMの動きは、こうした今までの態度を改め、デファクト・スタンダート化に一挙に転換したといえよう。インターネットのプロトコル(TCP/IP)普及の衝撃が大きかったのだ。次世代のウエブ技術のデファクト・スタンダードをどのようにつくりあげるかのテストランが研究開発分野で始まったのである。欧州には、南アフリカ、イスラエル、シンガポール、ラテンアメリカまで巻き込む力があるので、この動きは文字通り世界を変えていく可能性を秘めている。 もともと、欧州は多言語社会であり、米国に比較して携帯電話普及率も高い。この動きをきっかけにして、新たな研究開発チャンスが次々と生まれると、インターネット応用も大きく変わるかもしれない。ERCIMは、こうした期待に応え、欧州の情報社会作りの要石となるべく動き始めたのである。 確かに、ERCIMによって、欧米の動きが同調できれば、ウエブ技術は大きく変わる可能性がある。HTML自体が大きく変わる可能性もある。一端、こうした変革の流れが始まれば、この標準から外れる研究開発は、いくら先端であってもニッチ的な役割しかありえない。これが、デファクト・スタンダードの怖さである。 デファクトスタンダードの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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