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2003.10.26 |
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自動車規格の戦い (7:すべてがby-Wire化)…「CAN Class-B」(ISO11898)が基幹ネットワーク標準になった。といっても、対象分野はボディ周りの比較的単純な制御と、情報モニターと表示に限られる。言うまでもないが、ここまで来れば、この先は自明である。 すべてが電子制御化される「Drive-by-Wire」時代の幕開けだ。 その先駆けが、安全分野での「Safe-by-Wire」であることを述べた。 → 6:eSafety 正確確実で、遅れがない通信制御が自動車に持ち込まれ、問題が無いことがわかれば、すべての装置が「by-Wire」化するのは時間の問題である。 この技術進展と同時に、機器異常診断装置が義務付けられ、自動車内部にネットワークが広がることになる。 いよいよ、パワー制御と操縦分野が「by-Wire」する。そして、これに、自動操縦や衝突回避といった自律型運転装置が結合してくる。 自動車の全面的電子化の道はほぼ見えてきたと言えよう。 といっても、電子化自体は、個々に見れば、珍しいものではない。 パワステ、ABS、TCSはドライバーにとってもお馴染みの用語だし、電子制御燃料噴射装置など昔から使われているからだ。(代表例を以下に示す。) エンジン分野 ・ 電子制御燃料噴射装置 ・ 電子制御可変吸気システム ・ 電子制御アイドリングコントロールシステム 駆動/伝動/操縦分野 ・ オートマチック・トランスミッション(AT) ・ 電子制御・電動パワー・ステアリング(EPS) 懸架/制御分野 ・ 電子制御サスペンション ・ ABS(Anti-lock Brake System) ・ トラクションコントロール(TCS)/電子制御制動力配分システム(EBD) ・ タイヤ空気圧警報システム 運転分野 ・ クルーズコントロール(ハイウエー、書庫入れ、等) ・ 自動車間制御装置(ACC:Adaptive Cruise Control) ・ 衝突防止/クリアランスソナー ・ インモビィライザー(盗難防止) ドライバーサポート分野 こうした個々の装置の浸透は黙っていても進む。「by-Wire」はこの流れを指す訳ではない。 「by-Wire」の意義とは、すべての電子制御機構が、統一規格の通信プロトコルで動くことである。これにより、どの部品も車内ネットワークに繋がる。そして、車全体が電子化するのである。 この流れが確実になったため、パワートレイン分野のエンジニアを中心に「X-by-Wire」がバズワード化している。 今や、ほとんどの分野で、「by-Wire」化が図られているから当然だろう。 ・ Steer-by-wire ・ Brake-by-wire ・ Shift/Throttle-by-wire ・ Suspension-by-wire そうなると、どの通信プロトコルを採用するかが問題となる。 といっても、開発スケジュールを考えれば、もたもたする訳にはいかないから、各社ともプロトコルは決めた筈だ。 ところが、公開情報は僅かだ。・・・おそらく、熾烈な標準化競争が行われたのだろう。 デファクトスタンダードの目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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