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インテルの世界が続くのか
Intelアーキテクチャーへの挑戦
2003年3月、CPUのトランジスタ数が2年で2倍になるというMoore's Lawに対するアンチテーゼが登場した。(http://www.sun.com/2003-0225/feature/)
ようやく、Intelの猪突猛進型の技術開発への直言ができるようになった。
Intel路線は凄まじい。恐ろしいスピードで、トランジスタの数を増やし、高クロック化も実現する。今やクロックは3ギガと、驚くべきレベルに達した。
ダイ上に数千万個のトランジスタを搭載しても、まだ満足しないようだ。このまま進めて、数十億まで拡大するつもりなのだろうか。・・・そのような巨大なCPUにどうような意味があるのか、疑問を感じている人は多い。
現状のCPUのパフォーマンスを見ればすでに十分な力を発揮しており、巨大CPUを作ったところで、力を持て余すとしか考えられないからだ。
過去の歴史から見ると、そろそろ抜本的な変化が必要になりそうだ。とは言うものの、それではどうしたらよいのだ、ということになる。
Hewlett-Packardは、80年代に投入した「PA-RISC」をあきらめて、Intelの新版の64ビットアーキテクチャー開発に協力することになった。次世代は、Intelの「Itanium 2」という戦略である。(http://cpus.hp.com/)
Intel路線しかあり得まい、との判断といえよう。
一方、Sun Microsystemsは、この問題に対して、マルチプロセッシングによる、マルチスレッデイング処理で解決するのがベスト、と主張しはじめた。Moore's Lawの全否定である。
ダイ上にCPUコアを複数搭載し、各CPUが複数のスレッドを時間をずらして処理する仕組みを導入すれば、巨大化の必要性は無いという考え方である。要するに、1スレッドの処理が終了すると、CPUは次ぎのスレッドの処理に移行する仕組みだ。他のスレッド処理時に、処理が終了したデータをメモリに転送する。これにより、ボトルネックだった、とてつもなく遅いメモリ転送作業問題が解決する訳だ。
Sun MicrosystemsのCPU「UltraSPARK」の宣伝に聞こえる話しだが、複数のCPUコア搭載に向け本格的に動いているのは間違いないようだ。
革新的なアーキテクチャーであるのは間違いないが、残念なのは、対応OSが同社の「Solaris」という点だ。「Solaris」はマルチスレッド処理に向いているから、ハイパフォーマンス化し易い。しかし、利用者コミュニティは高級サーバが中心で、大市場とは言い難い。
「イノベーティブなCPU」との訴求だけでは、新しいコミュニティは作れない。CPUとOSは切り離せるようなものではないからだ。このままでは、革新的CPUが登場しても、業界へのインパクトは限定的にならざるを得まい。
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