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2008.4.28 |
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Micorosoftの買収提案の見方…この件について議論する気はなかったのだが、日本のオピニオンリーダーの一人が、Yahooは買収されて当然と語ったと聞いたので、感じたことを書きとめておくことにした。
言うまでもなく、業界の流れがGoogle中心になってしまったから、Micorosoftが対抗策を打つに違いないとの話。Googleが、オフィス文書/表計算のオンライン化や携帯電話OSまで始めてしまったから、競争に執念を燃やしてきた企業がなにを仕掛けるか皆気になっていたということ。 優秀な人が、GoogleやFacebookへ入ろうと熾烈な競争をくりひろげるようになってしまったから、業界の雄が、これを黙って見ている訳にはいかないのは確かだから、MicorosoftのYahoo買収策は、いかにもありそうなこととされたのである。 従って、雑談の場では、そんなこともあり得そうだネと、語る人が結構いた。 しかし、そんな話が実際に進むと考えていた人は少ないのではないか。もちろん、現場感覚があるビジネスマンに限定しての話だが。 と言うのは、いわゆるレゴブロック型展開は上手くいかないとの常識があるからだ。インベスターに無理矢理合併させられたりすると、ポストマージャーのマネジメントでとんでもなく苦労することを、皆、よく知っているからである。 口には出さないが、全く文化が違う上、ビジョンも共有できそうにない企業と合併すると、 「1+1=2+α」どころか「1+1=1-α」になりかねないと考えている訳だ。 Ciscoの、“時間を買う”ための、企業買収による成長路線の成功にしても、相手の取り込み方や買収企業の位置付けのスキルあってこその成果と見ているのだ。 と言うことで、今回の動きを、“Building a spaceship out of two piles of used parts is difficult enough. It's near impossible without a captain who knows where the spaceship is flying.”(1)と見ている人は少なく無いと思う。 しかし、この論調を、「肯定」論を振りまく論調に対抗して、「否定」論を展開していると見ない方がよいと思う。どんなCaptainが登場して、何をしようというのか、早く見せてくれと言っているようにも読めるからだ。 言い換えれば、全く体質が違う企業を組み合わせて成功させるために、どんなイノベーティブな方策を打ち出すつもりか、固唾をのんで見守っているということである。 Micorosoftは優れたビジネス展開で勝利をもぎ取ってきた歴史を持つ企業だからでもある。 一方、Yahooにしても、中国でAlibaba(Taobao, Alipay, Yahoo China)を抱えているのだから、独自の企業文化を守るつもりなら、斬新な将来像を早くだせということ。 そして、もう一つ、醒めた見方もある。Micorosoftは、固定顧客を獲得すれば、それだけで十分かも知れぬというもの。Yahooが培ってきた組織的な知恵を生み出す構造には余り期待しない路線である。極言すれば、家電メーカーがGEブランドと流通チャネルを入手するようなものに近い。 その手のビジネスがこの業界でも通用するか疑問は湧くが、革新的なやり方でビジネスを成功させてきた企業だから、あり得ないとは言い切れまい。 要するに、この動き、知恵の勝負ということ。と言うより、両者ともに、そろそろ本気で知恵を出せと、市場から圧力がかかっていると言った方がよかろう。 --- 参照 --- (1) Saul Hansell: “Microsoft Is Building a Spaceship Out of Spare Parts” NewYork Times-Bits[2008.2.1] http://bits.blogs.nytimes.com/2008/02/01/microsoft-is-building-a-spaceship-out-of-spare-parts/ (イラスト) (C) clipart.jp http://www.clipart.jp/index.html インターネットのインパクト の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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