---インターネットのインパクト その3

            高度な汎用製品の登場ととハードのソフト化で多様なニーズに応える仕組みが登場する。

 個別のルート毎の対応商品やサービスが消滅していくことになると、すべての業態で普遍的な技術仕様が要求される。特殊用途の商品を除けば、統一規格を遵守しながら、様々な新しい応用開発が進む。汎用製品は高度にも係わらず大量生産により安価で提供される。

 これが第4の動きだ。

 ほとんどの基本部品、基本モジュールは広く応用可能な汎用品になっていく。といっても、一様な製品になると考えてはいけない。汎用部品を活用しながら、様々な応用が広く生まれるのだ。これこそ、この革命の核心といえよう。

 このことは、ハードの様相が大きく変わることを意味する。今迄あったハードのうち相当なものが消滅せざるを得まい。その兆候はすでに現れている。例えば、電子楽器は専用LSIという音源を持つ機器だったが、統一規格のサウンド・ボードを用いて音を出すプログラムでも代替できる。わざわざ独特のICを開発する手間は不要なのだ。信号変換の規格統一が進むので、この流れは加速していく。CODEC(デジタル化)がハードからソフトへ移行したことが、象徴している。

 第5の動きは、このソフト化である。

図では利用者と情報提供者、その間の媒介者という一次元で示したが、実際は多数の利用者と情報提供者がいるので二次元なのである。従って、以上説明した変化の衝撃は、もっと大きい。これらのすべてが同じ媒介者に繋がるからだ。ということは、両者にとっては、媒介者の存在を意識する必要は無い。これが、ネットワーク時代の始まりである。皆が繋がると、利用者は受身ではなく能動的なネットワークの参加者となる。一方、情報提供者は1参加者として、ネットワークの情報コミュニティの1主宰者としての役割を担うことになる。


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