■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[ピンイン]■■■ 現代漢語では、毛沢東による漢字廃止-全面表音文字化方針に基づいて始めたpinyin表記を用いて字音を学ぶのが当たり前になっている。辞書も全面的に取り入れているので、ほぼ確定した字音表記方法と言ってよさそう。 しかし、この方法論は論理性はわかるものの、倭語/日本語や英語、と概念的にはどう異なるのか、今一歩捉えずらい。・・・ 一拍音を並べて単語を表現する母音語 母子音ゴチャの多音節単語の子音語 と言うか、単語(1文字)の発音には厳格な枠組みがあり、自由度が限りなく低いように映るからだ。(せいぜいが、単語は2000種止まりになってしまうので、2文字化必至。) 言葉習得には、そんなことなど一切考えないで暗記した方がよいのだろうが、文字について考えたいなら、イの一番に熟考すべきことでは。 特に、主題提示型の助詞文法の倭語/日本語、構造文法の英語と違って、前後文字関係だけの句羅列である漢語の本質を感じ取るには、音の表現方法を自分なりに整理しておいた方が良いと思う。 ---日本語--- 母音語であり(ウラル-アルタイ語圏である訳がない。)、しかもその母音のベース音は3つで、発声の単純さを旨としている。このため、漢語の二重母音1音節発音は真似しようがなく、疑似音として2拍音に換えてしまうことになる。母音-鼻音に至っては発音ができない。 <基本母音>…5 + 3 ①ア(阝:阿の偏)あ(安) [萬]阿…阿 ②イ(亻:伊の偏)い(以) [萬]伊…伊 ③ヰ(井の変形)w-い=ゐ(為) [萬]為…韋 ④ウ(宀:宇の冠)う(〃) [萬]宇…宇 ⑤𛀀(衣の初画)え(衣) [萬]n.a.…愛 ⑥ヱ(恵の部分画)w-え=ゑ(〃) [萬]恵…惠/恵 ⑦オ(方:於の偏)お(〃) [萬]於…意 ⑧ヲ(乎の初画変形)w-お=を(遠) [萬]乎…袁 ⑨[特別半母音]ワ わ …和 ⑩半母音(拗音)ャ ゃ ⑪半母音(拗音)ュ ゅ ⑫半母音(拗音)ョ ょ ○[アヌスヴァーラ]_ン ん ---天竺古代元(母)音---@デーヴァナーガリー/Devanagari अ…aア आ…āアー इ…iイ ई…īイー उ…uウ ऊ…ūウー ऋ…ṛ ॠ…ṝ ऌ…ḷ ॡ…ḹ ए…eエ ऐ…əjアイ ओ…oオ औ…auアウ <追加> ऍ…aæ ऎ…ĕ ऑ…ɔ ऒ…ŏ ऺ…ạ ऻ…ạ̄ ---漢語--- 母音語である倭語話者からすれば、漢字の発音は、aとeが土台に聞こえたと思う。曖昧に聞こえる二重母音音だらけだし、母音に鼻音を付ける所作には真似もできなかったと予想される。しかし、重母音は強引に2拍音化してしまえば、倭語として通用可能だから、文字を使った漢語導入が容易に映ってもおかしくはない。 要するに、対応倭語なき文字やお気に入りの字形文字は拍音化してママ使い、対応倭語があるなら、倭語表記文字とすればよい訳で。漢語には品詞概念が欠落しているので、適宜助詞を付けて読むだけである。倭語は、助詞を用いる文法があるので、文字の読みが増えたところで、品詞が容易に推定できる形式で文章化すれば誤読の可能性は低い訳で。 文章ルールが見えるなら、文脈を想定しながら文字順列で読むしかない漢語より、容易であることに気付いたということでもあろう。要するに、漢語のママ導入なら、2文字連字が望ましく、倭語の動詞等はできる限り1文字とすれば、すぐにでも使えると踏んだことになる。 ただ、その場合の鍵は、文法的用法を示す助詞の表記を確定することだろう。 ・・・太安万侶の洞察力は頭抜けている。 ≪声調≫… x 4 @基本母音  ̄ _ ⤴ ⤵ ≪母音(韻母)≫ <基本母音>… (2+2+1+1) + 1 = 7 【純主母音】 ⓐ a ⓔ e 【尾音系母音】 i(=yi) u(=wu) 【代替母音】 o 【頭音系半母音】 (yi) ü(=yu) (wu) <例外的母音扱>…1 er 【二重母音】 <純主母音-尾音系母音>…2x2 + 1= 5 ⓐ a-yi a-wu⇒ao ⓔ e-yi e-wu⇒ou e-yi <尾音系母音-純主母音>…2x2-1 + 2 = 5 ⓐ yi-a (w)u-a ⓔ yi-e [wu-e ↓] (w)u-o ü[yu]-e 【鼻音末母音】 <-n>…(1+3)x2 = 8 ⓐ an yi-an u-an ü-an ⓔ en yi(-e)n u(-e)n ü(-e)n <-ŋ/-ng>…2x2 + 2= 6 ⓐ ang yi-ang u-ang ⓔ eng yi(-e)ng u-eng yi-ong wu-eng⇒ong 【<純主母音-尾音系母音>三重母音】…2x2 = 4 ⓐ (w)u-ai (y)i-au⇒i-ao ⓔ (w)u-ei⇒ui (y)i-eu⇒i-ou⇒iu (C) 2025 RandDManagement.com →HOME |