■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[19arefa釋畜]■■■
「詩經」≪馬≫部文字"馬"種用例の続。

馬屬の記載末に、唐突に、<「旣差我馬」 差…【擇】><宗廟齊毫 戎事齊力 田獵齊足 ━━馬屬>が登場してくる。真意の程はわからぬが、儒教的見地からすると、馬は王朝政治安定に極めて重要な役割を果たしているということで、必須の詩ありということのようだ。・・・

前者では、検討の前段階として、以下の熟語を理解しておく必要がある。
 <是禷 是禡…【師祭】
   旣伯 旣禱…【馬祭】
    禘…【大祭】
     繹…【又 祭】
         ━━祭名>@釋天

要するに、馬信仰であるが、王朝の一体感醸成の重要儀式には馬は欠かせないとの話。それ以上ではなさそう。
 吉日維戊 既伯既禱 田車既好 四牡孔阜 升彼大阜 從其羣醜
 吉日庚午
既差我馬 獸之所同 麀鹿麌麌 漆沮之從 天子之所
 瞻彼中原 其祁孔有 儦儦俟俟 或羣或友 悉率左右 以燕天子
 既張我弓 既挾我矢 發彼小豝 殪此大兕 以御賓客 且以酌醴
       
[「詩經」小雅 南有嘉魚之什 吉日]
  吉日なり戊の日。
   (先ずは)馬祖[馬伯]祈祷の【馬祭】。
  (王が乗る)田(狩猟)用車、既に(準備)良好。
   4頭の牡馬、はなはだ[孔]さかん[阜]なり。
  か[彼]の 大阜[丘]に のぼり[升/登]
   そ[其]の 羣醜[獸衆]を お[従/追]う。
  吉日なり庚午の日。
   すでに[既] 我が馬を差配(剛馬選擇)
  獸の同じくする所あり。
   牝鹿はいるし、ノロジカだらけ(で騒然)

後者は後世の公式書物に引用されているので、その意味がなんとなく見えて来る。・・・
 我車既攻 我馬既同 [「詩經」小雅 南有嘉魚之什 車攻]
  唐代の【註】@「毛詩正義」卷十 十之三 車攻
     宣王復古也
     宣王能內修政事 外攘夷狄 復文 武之境土
     修車馬 備器械 復會諸侯於東都 因田而選車徒焉

  攻 堅 同 齊也
  宗廟齊毫 尚純也
  戎事齊力 尚強也
  田獵齊足 尚疾也

  

     

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