■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[㓞丯耒]■■■
#138〜#141の4文字「文字群」を見てみよう。

#138≪刃≫【刃】:刀堅[象刀有刃之形]
    │
#139≪㓞≫【㓞/𠛉】🅱🆂:巧㓞[刀丯]
    │ 𠜵:齘𠜵 刮
    │ 栔:刻
#140≪丯≫【丯(/丰/𡴀):艸蔡[象艸生之│𢿱亂]
    │ ↑別字🅱🆂
#141≪耒≫【耒】㊎🆂:手耕曲木[木推丯] 古者垂作耒㭒以振民
    jp.≪耒偏≫

・・・実に、お洒落な見立て。

分析嗜好(思考ではない。)だと、まず間違いなく、㓞=丰+刀ということで、手と刀から切り込むという意味の造字とされてしまうだろう。(㓞≠手)次の丯はこれと関係付かないから、釋義を尊重すれば繁茂する雑草に。耒は農耕用具を意味する偏ということで一応は一件落着。

字体系譜シナリオを作るとは、こういう見方を避けるということ。
小篆創成官僚からすれば、甲骨文字は継承対象ではないものの、無関連でもない。従って、"㓞"とくれば、それはかつての刻字官僚の仕事そのもの。先ず縦を削り線を成し、次に横方向を刻むという巧の技を駆使していたからだ。秦代になると、甲骨文字不要だが、その技能は違う場面で使われることになる。当然、聖なる業務ということにはなろう。(尚、刀は対象を割る道具ではないから、縦に割る意味ではなかろう。木偏になれば、丸太割りの"くさび"。結果的に割られることもあろうが、本来は乾燥させる技術である。)栔の発展形が、木製の刻印。ヒトが"約"に用いる場合の手続きは色々あろうが、割符だけ示していると見なすべきではないと思う。(印章の起源はシュメール楔形文字文化。)

冒頭の字義に"巧"が用いられている以上、合字群は銀V/潔齋や大幣(麻)イメージの用語と見た方がよいだろう。・・・
 #206≪木≫:櫼
 #389≪大≫契/契:大約
 #022≪口≫:食
 #410≪水≫:瀞   Ch.㓞⇔Jp.𭃌
 #467≪糸≫:麻一耑
 #038≪齒≫齧/囓:噬
 #441≪手≫:縣持
 #142≪角≫:一角仰
   #408≪心≫:n.a.
   #003≪示≫:n.a.

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