■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[乚]■■■
「說文解字」が小篆創成官僚の字形整備方針に気付いた箇所は色々とありそうだが、<乚>の用法を検討したことで、かなり見えて来たのではあるまいか。

現代では、甲骨の解釈が提供されているので、当たり前の様にして、色々と想像を巡らせることができるが、そうした情報なしに字形での繋がりを見出した眼力は並外れている。

おそらく、<乚>は単独文字ではなく、合字用にデザインされた部品。同時に<𠃑>と<𠃊>というパターンも作られたとの判断。これに被せモノ的部品をつけると部首になる。どれも、基本イメージとしては"人目につかなくする。"ということになる。
<乚>に代表される、1グループが形成されている訳だ。

甲骨とは、そうした観点からすると、全くの別モノ文字と云ってもおかしくない。少なくとも、目視で、小篆との連関性を指摘することはできない。・・・

乚 #456≪乚≫【乚≒𠃑/𠃊:匿[象𨒅曲隱蔽形]
│  #458≪匸≫:亡[匸+若 讀如羊騶箠]
│ ①隱 hide
│ ②⇔乙@十干
├┐
│亡#457≪亡≫【亡/亾】🅱🆂:逃[人+乚]
│ ①逃亡 run away
│ ②死亡 die (out)   死者の屈肢の形。@「字通」
│ ③亡佚 lose  滅亡 become extinct
│  #457≪亡≫:亡 have none
│  #408≪心≫:不識 forget

#458≪匸≫【匸】🅱🆂
│  :衺徯 有所俠藏[乚 上有一覆之 讀與傒同]
│ ①覆 conceal  秘匿の所で呪儀を行うことを示す字。@「字通」
│ ②方形盛物之器 box →量詞

#459≪匚≫【匚】🅱㊎🆂:受物之器[象形]
  ①四角形の箱 container   方形の容器の形。@「字通」
  ②放 release
    #128≪放≫【放】:逐
  ③方 side by side
    #310≪方≫【方】:併船[象兩舟省 緫頭形]

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