■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[八]■■■
今更ながら、「說文解字」の数字の扱いには驚嘆させられる。ドグマチックであるだけに、陰陽とはこういう思想なのかと目から鱗。
  巻一
・・・
│        │  巻二
│        
│   巻十三
:地之數[偶一]
│   巻十四
:陰數[象四分之形]

四方とは□を陰陽的にdivide(八)した東西&南北であって、4分しているので、結果的に10進法の数字の4にあたる。そこで、小篆創成官僚によって、四=数字4と定義されたということ。
"八"は、"一"や"三"同様に、原義は数字では無いことになる。しかし、結果的に、"八"は、数字の8として用いることになる。
・・・言うまでもなく、陰陽[23]の八卦のこと。

#016≪八≫【八】🅱🆂:別[象分別相背之形]divide ≠8
{[八+刀 刀以分別物] [入+h+八 八象气之分散] [八+曰] [八+向] [八+豕] [言+八] [八+人 人各有介] 𠔁[八+別] [八+厶] [八+弋] [八+舍省]}

「字通」によれば、上記部属は、divideに該当しない文字だらけと。正確には、departであるが。・・・
 "曾":甑の湯気
 "尚":向の上の神気
 "㒸":獣の耳の形
 "介":人の前後につけた甲の形
 "公":公廷の牆壁の形

八は、半とは概念が異なっていて、物理的に半分に割る意味は無い。路を歩いていて左右に別れる状況を示すような、形而上の概念。气が出て行き2つに別れるということだろう。
そのイメージで、小篆創成官僚の合字字義案出の考え方を推定したらよさそうに思うが。

その場合、紛らわしい字を除く要あり。例えば、これは兩臂伸張の象形だろう。・・・
#394≪尣≫【尣】:𤿑 曲脛[大 象偏曲之形]

以下が考えるべき文字群。口が使われているが、spiritsの根源でもあり、そこから气が別れて行くというイメージで見るとまとまった文字群と云えなくもない。
その感覚で読むと、聖清水が泉から出て、平地に入って土に吸収され泥地していくとの解釈は優れていると思う。船とは、ボート的な形状ではなく、倭型の浅瀬向きの平底タイプということになろう。
#049≪只≫【只】🆂:語巳詞[口 象气下引之形]  ≒叭
  #311≪儿≫【兌】🅱🆂:說[儿+㕣]
        …or [八(breath)+口(mouth)+儿(person)]

  #311≪儿≫【兄】[口+儿]
#420≪谷≫【谷/𠔌】🅱🆂:泉出通川為谷[水半見 出於口]
#226≪口≫【㕣/兖】:山韋恣D地[口+水敗皃]
  #410≪水≫【沿】🆂:緣水而下[水+㕣]
  #490≪金≫【鉛】:青金[金+㕣]  (釟:冶金)
  #309≪舟≫【船】🆂:舟[舟+鉛省]
#410≪水≫【汃】🆂:西極之水[水+八]
#272≪穴≫【穴】🆂:土室[宀+八]

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