■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[毛]■■■ 毛の形@「字通」 先ずは一言。 可笑しな字体。これでは、針葉樹の莖。 この形の枝毛は存在しない。議論しても不毛。 哺乳類の毛は爬虫類の鱗、鳥類の羽毛と相同とされる。 糸状のケラチン質外皮形成物とでも定義しているのだろうか。頭髪と鬣、髭と、刺毛、剛毛、馬尾毛の概念上の差異はそう簡単に説明できるものでもない。鳥の羽毛と植物の綿毛も似ているから、○毛という当たり前の用語になったのか判定は難しそう。 その程度の知識で済ますと、「說文解字」を読んだところで、たいした面白さがなかろう。 素人が上記の字義を読むと、異質感(違和感では無い。)を覚える訳で、それに素直に従えば成程感を得ることができるかも。これこそが、文字系列の観念の根底に流れている、分析脳を棄てた、概念脳から生み出された貴重なモノの見方。 ・・・わざわざ、毛モノの毛と云うだけでなく、ヒトの眉(目上の一種剛毛あるいは刺毛。)や、字体的に全く異なる髮(頭/首上部毛で獸の鬣に近いことになろう。)と同類としているのだから。 単なる、生物体の所生絲状物(e.g."芼")では無いと定義していることになろう。 現代辞書の姿勢とはかなり異なる。 羽毛之蟲=鳥という発想が一般的に存在しているにもかかわらず、わざわざ、ヒトの一部の毛を同"屬"と指摘しているからだ。 (しかも、部所によっては硬質化する全身に存在する産毛や、成熟化で生じる腋毛 陰毛 髭は持ち出さない。) 獸毛と鳥類の羽毛とは根本的に違うと気付いていた可能性もあろう。 眉毛も獸毛も伸びるものの、そこに生命的息吹が存在している訳でなく、生命体は皮の内部にある。鳥の羽は身体から落ちるから、同様に見えるが、鹿の角同様に生命体そのもの。・・・両者は異なる出自の組織と考える、現代生物分岐進化分類の見方に近いかも。 (C) 2025 RandDManagement.com →HOME |