■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[疒@系譜]■■■
巻七では系譜上では付録的で存在観が薄い文字がある。情報伝達には不可欠な役割を果たしていそうなのに。
  疒/𤕫[#274]🅱㊎🆂 ≠爿/𤕪piece of wood
    ≒疾やまい 𤴳 疔@𤵭𤴥病疔

・・・🅱甲骨 ㊎金文は人が(立っていられなくなって)病床に伏す姿を描写しているが、🆂小篆は合字用の字義ジャンルを示すための偏(垂)の用途に使うためか、肝心な病人に当たるイメージが欠落している。楷書の構成[冫+广]はこれら文字との繋がりを切り捨てている。(現代に繋がる単語"疒"は一度廃れており、医疾の質が変わった宋代に新しく設定された発音との指摘がある。)

それにしても、<宀→宮(呂)→穴→㝱>のウ冠groupに配されているのがユニーク。
字体上、"宀"とは無縁だから、"爿"の関係で挿入されていることになるものの、この後はワ冠groupなので繋の役割は全く無いのだから。しかも、小篆は上部構造上、宀 疒 疒と同類とは言いかねる。宀と冖を分けている以上。
このことは、夢と疾は"爿"に横臥して発生するというお話に絡む文字ということか。もっとも、piece of woodの派生文字としてしまうとイメージ的にそぐわないが。
  宀[#269]🅱🆂
  㝱[#273]🆂[宀+疒+夢]
但し、この巻の基調はあくまでも<木>系。

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