■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[嵬@系譜]■■■
巻九[#325〜]は前巻から繋がる。その順列の[#346〜#357]鬼甶厶嵬山屾屵广厂丸危石は前後が挟まれており独立挿入的な様相を見せている。
普通なら、マイナーで捨象できそうとなるが、ここは逆。
この箇所が重要であることを示したかったとしか思えない。

死霊である鬼は、head & legs字体なので前巻に収容させたくなかったののだろうが、死霊とか「山海經」に登場する手の怪や�~の類でもあり、かなり性格が異なる。合字のheadとは、異气発生を感じさせる"面首須"を持つ頭部を表現していることになろう。身体部位の用語といっても、物理的なモノを意味している訳では無さそう。

そんなことを考えると、"嵬"はspiritsの存在を表現した文字と云えるのかも知れない。異气の擬人化つまりhead & legsこそが"鬼"という文字創成に当たることになる。邑から見れば、それは自分達の山の神とか、メンバーの死霊ということでもあり、トーテム信仰時代はその御遣い実体が山獸ということだっただろう。

"嵬"はhead & legs文字群の露払い的な位置付けと見てよかろう。

儿[#311]+𦣻[#325]⮞頁[#324]
  面丏首𥄉
 頁+彡[#331]⮞須
   彡+文[#333]⮞彣[#332]
   彡+↓[#358]⮞髟[#334]
┌儿+甶[#347]⮞鬼[#346] (+厶[#348])
│      鬼+山[#350]🅱⮞嵬[#349]
│         山    →【屾】[#351]
│         山+厂[#354]⮞屵[#352]
└         山+[#355〜#357]⮞(𡴿 峞 𡶌):n.a.
     長[#358]

山の場合、水とは違って、合字による固有名詞(地名)は限定的。脱トーテムには、個別山名は邪魔物。皇帝指定の信仰対象山への集約が図られて当然。・・・嶽 岱 㠀 峱 (葛)嶧 (封)嵎 (九)嶷 𡼐 㞦 巀𡾦 𡼀 崞 崵 嵏(九嵏) 嵐 嵩(高) 崑崙 嵇 嵞(會稽)

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