■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[木(続々々)@系譜]■■■
直観的には、巻七の文字の根底イメージは<木>。📖木group・・・これが出発点。
かなり多くの文字が収容されているが(日旦倝㫃冥晶月有朙囧夕多毌𢎘𣐺𠧪齊朿片鼎克彔禾秝黍香米毇臼凶朩𣏟麻尗耑韭瓜瓠宀宮呂穴㝱疒冖𠔼冃㒳网襾巾巿帛白㡀黹)、これを個別に徹底分析しても全体像が見えてくるとは限らない。
と言って、良い方法論がある訳では無い。

もともと、これだけの数の文字を俯瞰的に字体を眺めて、その印象を語るのは難儀そのもの。しかしながら、<木>であろうとの感触があるなら、それを確かめることは、それほど大変では無い。小篆創成以後もそれぞれの中国王朝の漢字統制官僚達が"木"との合字を造って来たのだから、彼らの感覚との合致度を調べればよいだけ。

考えてみれば不思議であるのは、この巻で、字体から"木"に関係していそうに感じさせる文字は"禾"と"朩"しかなく、しかも、これらも別字系統かも知れぬ。にもかかわらず、この巻が<木>に関係すると感じてしまう。それは、おそらく、「說文解字」の字釋を読み進むと、古代からの伝承話を彷彿させられるからではなかろうか。

当然ながら、<木>では無いと見る方が真面。だとすると、この系譜をどう解釈するか考える必要があるが、残念ながら候補さえ思い当たらない。(答が見つからないなら、「說文解字」の字体系譜は出鱈目順列と見なしていることになろう。)

[#231]日→𣏬
    [#206]木
        杳:冥[日在木下]
        杲:明[日在木上]
    [#207]東
    [#222]巢 鳥在木上曰巢 在穴曰窠[木 象形]
    [#206]木樔:澤中守艸樓
        梟:不孝鳥 日至 捕梟磔之[鳥頭在木上]
        䲷:n.a.
        樢:n.a.
    [#_42]品  喿:鳥羣鳴[品在木上]
[#232]旦→柦    查
[#233]倝→榦
[#234]㫃→𬂬
[#235]冥→榠
[#236]晶→橸
[#237]月→枂/𦙣
[#238]有→栯
      [#239]朙
[#240]囧→(𣖇)
[#241]夕→𣏐
[#242]多→栘
[#243]毌→(樌)
[#244]𢎘→[#245]𣐺
[#246]𠧪→㮚
[#247]齊→櫅
[#248]朿→栜
[#249]片→㭊
[#250]鼎→檙
[#251]克→𭫋
[#252]彔→椂
[#253]禾→柇
   →[#254]【秝】
      禾+𱥯→[#255]黍
[#256]香→楿
[#257]米→𭩽
      [#258]毇
[#259]臼→桕
      [#260]凶
[#261]朩→𣏕
   →[#262]【𣏟】
[#263]麻→𣙪
[#264]尗→𣐹
[#265]耑→椯
[#266]韭→𭪾
[#267]瓜→柧
[#268]瓠→槬
[#269]宀→宋
      [#270]宮
[#271]呂→梠
[#272]穴→柼
      [#273]㝱
[#274]疒→𤴷
[#275]冖→𣎾
      [#276]𠔼
      [#277]冃
[#278]㒳/兩→𣓈
[#279]网→䍒
[#280]襾→(栗)
      [#281]巾
[#282]巿→柿
[#283]帛→棉
[#284]白→柏
[#285]㡀→𣔐
[#286]黹→𣚠

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