■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[貝]■■■
#228≪貝≫【貝】🅱🆂
   :海介蟲 居陸名猋 在水名蜬[象形]
        古者貨貝而寶龜 周 而 有泉 秦廢貝行錢
  [文字系譜]東─束─囗─員─貝
≪貝≫部文字は、財 貨 富 賜 益という字義が目に付く。生物体の文字を収録していないのである。"寶""實""貫"という文字を通じた知識はあっても、"〜貝"という感覚で眺めがちなので、大陸との違いを感じさせる。この文字は、あくまでも、moneyとして通用する海貝のshellであることを、くどいほど書いていることになる。
しかし、総称としての生物名としての用法は廃れていないことになる。
<藆 藅 莔 貝母>釋草
<貝 居陸贆 在水者蜬
  大者魧 小者鰿
  玄貝 貽貝 餘貾 黃白文 餘泉 白黃文>
虫偏での1文字"○"の2文字化は"○貝"がしっくりくるということなのだろう。
@「古事記」
…比良夫貝
 𧏛貝比賣 (𧏛⇔刮虫)
 貝比売
   …靜貝王 亦名貝鮹王

尚、「說文解字」が海介蟲とするのは、殻を重視した訳ではなく一般的見方と思われる。
【𪚾】 【蛽】 【𬹠】=貝

Shellの象形なのだから、本来的には、"目"が望ましいが、eyeとしている以上、不自然でも下部に動物類の特徴である足的な"八"を付けざるを得なくなる。(和語的には、貝貨は御足となる。)二枚貝だと丁度水管に当たることだし。
もちろん、仮想の足ではないのである。(生物学用語では貝には釜足etc.が使われるが。)

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