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節足動物 鋏角類 蜘蛛
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■■■ 2018年5月24日 ■■■

山猫スパイダー

🐱Lynx spider
日だまりで 獲物が来るまで ヌクヌクと

山猫スパイダーは徘徊性行動タイプ。樹木や草を渡り歩いており、餌を発見し、チャンスありと見ればすかさず跳びかかって仕留める。運動神経が発達していそうな種だ。
狩りを得意とする猫族でも、走って獲物を捕らえる豹系の獣ではなく、俺様風の虎やライオンとも違い、じっとして眺めていて突然跳びかかる山猫体質と似ているということで、名付けられたのだと思われる。
もっとも、空腹でなければ、猫同様に日向ぼっこで日がな一日という生活をしていそうな種族である。
習性的にはそこらじゅうに拡散した徘徊種の蝿捕ことジャンピング・スパイダーと似ているし、網はほとんど作ることはないにもかかわらず、3爪である。そこらが、徘徊性の主流派の2爪系の類縁ではないとされ理由の1つ。2爪とは、消滅した爪が毛状化して滑り易い場所での歩行に対応している訳だが、そのような場所は避けるのだと思われる。それよりは、葉の上から落ちたらすぐに糸をよじ登る能力の方が重要なのだろう。跳びかかって失敗して勢い余って落下とうことも少なくないだろうし。

もう一つ、蠅取と大きく違うのが、目の配置。それに、蝿捕には、正面の大きな目玉が目立つが、こちらは随分と小さい。山猫は眼が良いことで有名だから、本来は逆のような気がしないでもない。
おそらく、獲物の細かな部位を眼で確認して跳びかかるのではなく、大雑把な体躯を確認し先ずは抱き付くことを狙うのだと思われる。餌に逃げられないように、脚には長くて鋭い棘が生えているからだ。

日本語名称は"笹蜘蛛"だが、葉上を好むが、狩猟を考えると笹選好という訳ではなさそう。笹葉は筋が多いから動き回る上では3爪に向いているかもしれぬが。但し、卵嚢の場所として好まれる可能性は高そうだが。
というより、産卵後は孵化迄の間、網で造った卵嚢上で警備に当たるようだから、その活動を最優先しての3爪と考える方が自然か。

類縁とされる造網種があるが、この手の生活から脱して徘徊するようになったのだろうか。
👰
白き糸 ベールの織の 美しさ

網の形容名称として、ボロ[襤褸]とレースでは随分と美的印象が違う。レース網とは透かし模様を作る工芸的編み方だからだ。(日本のレース:羅、絽、紗といった織物)
小生は、どちらも当たっているのではないかと思う。網を張る構造物の形状が規則的なら結構美麗になるが、そうでないと不規則に見える筈。出来立ての網のままならレースでよかろうが、メインテナンスを繰り返す訳で、補修を積み重ねればつぎはぎのボロ布状になること必定。

鋏角類
《蜘蛛 Araneae》
│
│┼┼中疣…出糸疣が腹の中ほどに存在
│┌──【古代風 Mesothelae】
││┼┼◆Liphistiomorpha 腹節蜘蛛と木村蜘蛛を代表とする群
└┤
┼│┌─【原始的 Orthognatha】…真っ直ぐの牙顎類
┼││┼◆Mygalomorphae
┼││┼┼┼│┌─《Fornicephalae 戸立蜘蛛と地蜘蛛を代表とする群》
┼││┼┼┼└┤
┼││┼┼┼┼└─《Tuberculotae 漏斗蜘蛛とタランチュラを代表とする群》
┼└┤後疣…出糸疣が腹の後端に存在
┼┼│
┼┼│↓脱地中穴棲
┼┼│
┼┼└─【新生型 Opisthothelae】…二軸鋏型牙類(Labidognatha)
┼┼┼┼◆Araneomorphae
┼┼┼┼┼┼└┬─《Paleocribellatae 古篩板類(単性域類有篩板)》
┼┼┼┼┼┼┼│
┼┼┼┼┼┼┼├─《Austrochiloidea》<Neocribellatae新篩板類>基底的群
┼┼┼┼┼┼┼│
┼┼┼┼┼┼┼│┌《Haplogynae 単性域類篩板退化》…性器単純
┼┼┼┼┼┼┼└┤
┼┼┼┼┼┼┼┼└《Entelegynae 完性類》…性器複雑
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼↓
┌──────────┘
├【Eresoidea】
│┼┼┼┼┼┼┼┼Eresidae 岩ガ根
│┼┼┼┼┼┼┼┼Oecobiidae 塵,扁
│┼┼┼┼┼┼┼┼Hersiliidae 長疣
│
├【Palpimanoidea】
│┼┼┼┼┼┼┼┼Mimetidae 戦捷
│┼┼┼┼┼┼┼┼Malkaridae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Huttoniidae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Palpimanidae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Stenochilidae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Micropholcommatidae 星
│┼┼┼┼┼┼┼┼Holarchaeidae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Pararchaeidae 夜叉
│┼┼┼┼┼┼┼┼Archaeidae
│┼┼┼┼┼┼┼┼Mecysmaucheniidae
│
└【"canoe tapetum"カヌー型タペータム】
┼│
┼├Orbiculariae 円軌道造網型
┼│┼├Deinopoidea
┼│┼│┼┼┼┼┼Deinopidae 目玉
┼│┼│┼┼┼┼┼Uloboridae 渦,招き.扇,投げ縄
┼│┼│
┼│┼├Araneoidea
┼│┼│┼┼┼┼┼Araneidae 黄金,鬼,芥,棘,投げ縄
┼│┼│
┼│┼└"derived araneoids"
┼│┼┼┼│
┼│┼┼┼├───Nephilidae 女郎
┼│┼┼┼├───Tetragnathidae 脚長,銀
┼│┼┼┼└"reduced piriform/葡萄状腺"
┼│┼┼┼┼┼┼---("symphytognathoids" )
┼│┼┼┼┼┼┼┼Theridiosomatidae 山路,鳴子
┼│┼┼┼┼┼┼┼Mysmenidae 小粒
┼│┼┼┼┼┼┼┼Synaphridae 荒地小粒
┼│┼┼┼┼┼┼┼Anapidae 鎧姫,砂粒,寄り眼
┼│┼┼┼┼┼┼┼Symphytognathidae 融顎
┼│┼┼┼┼┼┼"araneoid sheet web weavers"
┼│┼┼┼┼┼┼┼┼--("linyphioids")
┼│┼┼┼┼┼┼┼Pimoidae ピモ皿,脚縒
┼│┼┼┼┼┼┼┼Sinopimoidae
┼│┼┼┼┼┼┼┼Linyphiidae 皿
┼│┼┼┼┼┼┼┼┼"spineless femur"
┼│┼┼┼┼┼┼┼Chatolipidae
┼│┼┼┼┼┼┼┼Synotaxidae
┼│┼┼┼┼┼┼┼Nesticidae 洞姫
┼│┼┼┼┼┼┼┼Theridiidae 姫,尾長,後家,居候,槍
┼│┼┼┼┼┼┼┼Chatolipidae
┼│
┼└Nicodamidae & "divided cribellum" + "RTA"
┼┼├--
┼┼│┼┼┼┼┼┼Nicodamidae 赤黒
┼┼│
┼┼├"titanoecoids"
┼┼│┼┼┼┼┼┼Phyxelididae 棘崖地
┼┼│┼┼┼┼┼┼Titanoecidae 大和崖地
┼┼│
┼┼└"RTA" ♂触肢の後側脛節突起(retrolateral tibial apophysis)保有群
┼┼┼├Dictynoidea
┼┼┼│┼┼┼┼┼Hahniidae 畠,山畑
┼┼┼│┼┼┼┼┼Dictynidae 葉
┼┼┼├─
┼┼┼│┼┼┼┼┼Zodariidae 法師,童子
┼┼┼│┼┼┼┼┼Penestomidae
┼┼┼│┼┼┼┼┼Chummidae 糸枯法師
┼┼┼│
┼┼┼├Dionycha 二爪
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Sparassidae 脚高,露
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Anyphaenidae 井筒
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Homalonychidae
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Clubionidae 袋,小町
┼┼┼│┼┼┼┼┼Corinnidae 蜂
┼┼┼│┼┼┼┼┼(Trachelidae) 猫
┼┼┼│┼┼┼┼┼Zoridae 絞擬
┼┼┼│┼┼┼┼┼Liocranidae 鼬,田圃
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Philodromidae 海老,蝦蛄,宿借
┼┼┼│┼┼┼┼┼Cycloctenidae 丸絞
┼┼┼│┼┼┼┼┼Salticidae 蠅捕,孔雀
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Selenopidae 袷
┼┼┼│┼┼┼┼┼--
┼┼┼│┼┼┼┼┼Thomisidae 蟹,渡蟹,花,行者,安土
┼┼┼│┼┼┼┼┼-- "Oblique Median Tapetum"
┼┼┼│┼┼┼┼┼(本来的には含有:↑Liocranidae)
┼┼┼│┼┼┼┼┼Lamponidae 尾白鷲
┼┼┼│┼┼┼┼┼Cithaeronidae 韋駄天
┼┼┼│┼┼┼┼┼Gallieniellidae
┼┼┼│┼┼┼┼┼Trachanteriidae 単衣
┼┼┼│┼┼┼┼┼Ammoxenidae
┼┼┼│┼┼┼┼┼Phrurolithidae(↑Corinnidae分離群) 浦島,乙姫
┼┼┼│┼┼┼┼┼Gnaphosidae 鷲
┼┼┼│┼┼┼┼┼Prodidomidae 伊予
┼┼┼│
┼┼┼│┌"fused paracribellar"
┼┼┼││┼┼┼├Stiphidiidae
┼┼┼││┼┼┼└
┼┼┼││┼┼┼┼Agelenidae 草,棚
┼┼┼││┼┼┼┼Cybaeidae 並歯,水
┼┼┼││┼┼┼┼Desidae 潮
┼┼┼││┼┼┼┼Amphinectidae 夜道
┼┼┼└┤
┼┼┼┼│┌─┼┼Amaurobiidae 崖地,谷地
┼┼┼┼└┤
┼┼┼┼┼│┌─┼Tengellidae(→Zoropsida)
┼┼┼┼┼└┤"grade shaped tapetum"格子形タペータム
┼┼┼┼┼┼└┐
┼┼┼┼┼┼┼├─Udubidae(Zorocratidae)
┼┼┼┼┼┼┼├"ctenoid complex"
┼┼┼┼┼┼┼│┼Miturgidae 土袋
┼┼┼┼┼┼┼│┼Ctenidae 絞
┼┼┼┼┼┼┼├─Zoropsidae 周防,逸
┼┼┼┼┼┼┼└"higher lycosoids"
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Psechridae 襤褸網
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Senoculidae
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Oxyopidae 笹
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Pisauridae 走,岸田
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Trechaleidae 差し足
┼┼┼┼┼┼┼┼┼Lycosidae 子守

  【新生型蜘蛛類 Opisthothelae】 (後疣…出糸疣が腹の後端に存在)
  ◆Araneomorphae
《Entelegynae 完性類》
  【"canoe tapetum"カヌー型タペータム】
Nicodamidae & "divided cribellum" + "RTA"
 --
 "RTA"
 "fused paracribellar"
   "grade shaped tapetum"格子形タペータム
      "higher lycosoids"
 -PsechridaeLace-weaver spiderボロアミグモ@東南アジアと隣接地域[有篩板]
   襤褸網蜘蛛
  ○Psechrus
   (torvus)@印,スリランカ,中国,台湾
   Jungle lace-weaver spider(singaporensis)
 (n.a. -Stiphiidae ナキタナアミグモ)
 -SenoculidaeBark hunterホシダカグモ@南米
  ○Senoculus
 -OxyopidaeLynx spider【徘徊】 [3爪,8眼]
  ○Oxyopes・・・ササグモ類
   笹蜘蛛(sertatus)
   縞笹蜘蛛(maciletus)
   栗茶笹蜘蛛(badius)
  ○Peucetia・・・クロフササグモ類
   Green lynx spider(viridans)@北米〜ベネズエラ
   (viridana)@インド〜ミャンマー…緑色

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