「古事記」[弟男淺津間若子宿禰命-有一長病]

■■■　「古事記」叙事的訓読　■■■

㊦⑲[弟]男淺津間若子宿禰命㊁有一長病
₇ 天皇すめらみこと＿は
₇ 　　初はじめ＿に　為→*➰将まさに
₇ 　　　　　　所知→**➰天津あまつ日繼ひつぎ＿を
₅ 　　　　　　　　**←しらし-め＿たま-ひ*←し
₃ 　　　　　　　　　　之し時とき(○○)
₇ 天皇すめらみこと＿は
₄ 　　辭いな-び＿て　而ー(○)
₅ 　　　詔のたまはく　之ー
　「
　　我われ＿に　者は(○)
₇ 　　　有→➰一ひとつ＿の長なが-き
₅ 　　　　　　　　　病やまひ←あ-り
₇ 　　不得→1所知→2➰日繼ひつぎ2←しらし-め
₂ 　　　　　　　　　　　1←えず(○○○)
　　　　　　　　　　　　　」
₅ 然しかれども
₅ 太后おほきさき
₅ 　　始はじめ＿と＿し　而ー
₅ 　　　諸もろもろ＿の
₇ 　　　　　卿まへつきみ等たち
₇ 因→堅かた-く奏まを-し＿き
₇ 　←より＿て　而ー　　乃すなはち(○)
₅ 　　治→➰天あめ＿の下した＿(を)
₇ 　　　←をさめ＿たまひ也き

₄ 此こ＿の時とき(○)
₇ 　　　新良しら＿の國主くにぬし
₃ 　　　　　　貢進→→➰御調みつき
₇(○○) 　　　　　　　　　八十やそ＿ふな＿あまり
₅ 　　　　　　　　　　　一ひと艘ふな＿を
₃ 　　　　　　　←　みつき・(○○)
₆ 　　　　　　　←・たてまつ-り＿き(○)
₇ 爾ここに　御調みつき之の
₇ 　　　大使おほつかひ　名な＿は
₇ 　　　　　云→➰金波鎭漢紀武こはちかきむ＿と
₂ 　　　　　　←いふ(○○○)
₇ 　　　此こ＿の人ひと　深ふか-く
₇ 　　　　知→➰藥くすり＿の方のり＿を
₃ 　　　　　←し-り＿て(○○)
₆ 故かれ　治差→➰帝皇みかど之の(○)　　…帝皇:渡来人使用漢語の翻訳用語
₇ 　　　　御病おほ・み-やまひ＿を
₇ 　　　　　　←をさ-め・いえ-し＿き

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