■■■ 2013.9.21 ■■■

   9.22はライノの日

9月1日はボウサイの日だが、9月22日はサイの日だそうである。鼻の日ではない。日本発祥なら3月1日にしたくなるところだが。

現生のサイはアフリカに棲む2角の黒と白、小さなスマトラ、1角のジャワとインドの5種。角が高く売れるため密漁がなくならない状況といわれている。なんと、アフリカでは、毎日、2〜3頭が殺されている勘定だとか。強そうだがその実臆病なそうで、見かけは鎧武装でも、単なる厚皮でしかないし、なんといっても視力が弱いのが弱点。お陰で、簡単にヒトの餌食になってしまうらしい。

当然ながら保護活動も盛ん。そのお陰で、総頭数は増えているという。
その一環として、「World Rhino Day」(→)が設けられた訳だ。カタカナ英語では犀はライノセロス(rhinoceros)だが、普通は前半しか呼ばないから、ライノー、ライノゥ、あるいはライノになろう。どれかに決まっているのだろうか。(尚、英文名称だが、2角は"Di-ceros"である。)

実際のところ、世界的に盛んというほどではないようで、南ア、英、米、豪、ニュージーランド、の組織が主体となり、生息地や各国の動物園でイベントを行なうという状況のようだ。

日本でも、以下のようなイベント予定が掲載されている。網羅的に眺めていないから漏れもありそうだが、一部の熱心な施設に限られていそう。
まだまだ暑いので、サイ君を巻き込んだイベントはやりにくいこともあろうし。この時期は、泥水かぶりや、水場に沈没状態で過ごしたいに違いなく、個体差はおおきそうだが、イベントご勘弁状態の方々が多そう。

サイに大接近!バックヤードツアー&餌やり体験
 +サイパネル展
    ---横浜市立 金沢動物園
クロサイの角に触れよう
 +解説とクイズ大会
    ---広島市 安佐動物公園
クロサイのおへやにおじゃまします!
    ---日立市 かみね動物園
彩の国サイの日
    ---東武動物公園

サイ見物の醍醐味は、本当は爆走ではないかと思う。特に、インドサイは鎧も立派だし、巨体だから、走ったら壮観では。
多摩動物公園には、それだけのスペースがあるのだが、サイ君はいつものんびり過ごしているだけ。まあ、暑い時は当然ではある。だが、それが性分という訳ではなかろうに。たまには、万一に備えて、逃げる練習位したらどうかと思うのだが。
  → インドサイ 多摩動物公園の見所[2013.4.27]

(犀展示動物園)
[黒犀] 八木山、かみね、上野、金沢、東山、アドベンチャーワールド、天王寺、とべ、安佐、平川
[白犀] 盛岡、八木山、那須サファリ、群馬サファリ、東武、富士、伊豆アニマルキングダム、日本平、豊橋、アドベンチャーワールド、姫路セントラル、秋吉台、福岡、長崎バイオパーク、九州自然、熊本、平川、(旭山は2009年死亡、王子は2012年死亡)
[印度犀] 多摩、金沢、東山
[ジャワ犀/スマトラ犀] −
アジアの犀は遠からず絶滅だろう。ジャワ、スマトラは多分手の打ちようがないレベル。



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