■■■■■ 2012.2.8 ■■■■■

 米国では、電子書籍本格的普及の兆し

ついに、アマゾンがシアトルに小売店舗を開くとか。

小生も、短時間だが、Kindleを図書館で試したことがある。試用ということで、他のリーダーとの比較もしてみた。
読みやすさと、操作の簡単さは、すぐに実感できる。しかも安価な機器とくる。欲しいところだが、日本では事業をさせてもらえないようだ。

米国では、すでに、かなりの人が使っているようだが、ここで実店舗売りが始まれば普及に弾みがつくのでは。紙にこだわっていた層も試してみるに違いなく、そうなれば、本格的読書家が大量に流入してくる。
この人達にとっては、ネットワーク側で購入電子書籍の管理をしてもらえる仕組みは有り難い筈。自分用の図書室をアマゾンに作ってもらえるという感じではなかろうか。それが奔流化すれば、電子書籍産業界で、軍配が誰にあがるかは自明。

それはともかく、電子書籍化で嬉しいのは、試し読み機能がある点。これで、間違ってほとんど同じような内容の本を買わされたり、タイトルだけで中味は下らない手の本にお金を払う羽目に陥らないで済む。結果的に、読書量は格段にあがるだろう、
それに、次第に、絶版本も復活してくるに違いない。これにより、読書の質が格段に向上する筈。
と言うことで、小生は、電子書籍普及を待ち焦がれている一人。

ただ、日本はそれがお嫌いな人だらけ。
お陰で、小生にとっては魅力を感じない機器や仕組みしかない。紙媒体産業で食べていた人達が、仕事を失うのはこまるということで、そんな状態なのだろう。営々と築いてきた、住みやすいコネ社会を電子書籍ごときに壊されてたまるか、といったところか。

こんなことをしていれば、そのうち、黒船待望論がまきおこるかも。

(記事)
Hitha Prabhakar: "Amazon Taking Its Services Offline" Bloomberg Feb. 6 2012
Michael Kozlowski(Editor in Chief of Good e-Reader): "Amazon in the Process of Launching a Retail Store" Feb 04 2012


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