■■■■■ 2012.6.21 ■■■■■

  栄養学的強制は愉快なものではない

糖質制限が長生きの基本との理屈が一世風靡状態。それに加えて、様々な「あるべき食事」の講釈だらけ。

お陰で、拙宅も、以下のようなメニューを採択せざるを得なくなった。・・・
(1)  <糖質ゼロ>のビール風味缶リキュール(発泡性1)
(2)  低脂肪チーズの茹でキャベツ巻、オリーブと酢漬け野菜添え
(3)  鯛の薄切りカルパッチョ
(4)  インゲンの黒ゴマ和え(砂糖無添加)
(5)  ワカメのマスタード/バルサミコ/ノンコレステロールマヨネーズ和え
(6)  皮/脂無し鶏肉と各種野菜のフライパン炒め(オリーブオイル使用)
(7)  オニオンスライス、トマト、豆腐のポン酢系サラダ
(8)  薄切り焼き南瓜(ふり岩塩)
(9)  茸づくしのスープ
これに、形ばかりの、ほんの少量のご飯(胚芽米)がつくことになる。食後は、グリーンキウイと、干し葡萄トッピングの脂肪ゼロのプレーンヨーグルト。

しっかりした調味料を使えば、美味しくない訳ではないが、実に、面白くないメニューである。頭を使わないで済む、手間がかからぬ調理で、楽ではあるが。それに、どこでも売っている食材がベースだから、無駄に捨てることもまず無い。よく見て買えば品質が高い割りに低コスト。その点では、悪くない話。
それはともかく、この手の「健康維持」を目的としたメニューは、権威主義的な説明をそのまま受け入れたもの。健康ご指導を受けている訳でもないし、ご高説だらけの本を熟読したこともないが、現実にそうなっているのである。

どうも肌合いが合わないが、医者にかからぬようにせよとの、社会の風潮にしかたなく合わせている訳である。

とはいえ、結局のところ、この手の食事を取りやめにして、ご近所に、黒ビール生と小麦ビール生を飲みに行くことになったり。やはり美味しいもの。一体、なんだかねと思いながら呑む訳だ。「俺は早死にで結構」と開き直る訳にもいかんが。

そもそも、この押し付け栄養学だが、どこまで正しいのだろうか。

(たまたま出くわしたblog)  「糖質制限食(本日の夕食)」2012/06/19 @ ある産婦人科医のひとりごと


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