■■■■■ 2013.12.5 ■■■■■

贈り物のクッション材の話

暮れも押し詰まってくると、贈り物シーズンに突入。

拙宅にも、大きな箱に、美麗な包装箱入の商品が届いた。中身は有難かったが、詰め物だらけ。
長さ10cm程度の膨れ上がった空気枕状のものが沢山入っていて、これが矢鱈に嵩張るのである。クッション材としては実に優れているが、邪魔くさい。商品は壊れ物ではないし、化粧箱が汚れたところでなんの実害も無いのだが。輸送中に箱に傷でもついたりすると、失礼とでも考えるのだろうか。その箱も、開ければすぐに捨ててしまうのだから、そんなことはどうでもよいのだが。
あるいは、輸送用箱は規格品ですべての商品に使用するということかナ。買い物を余りしないので、どういう仕組みなのか、その辺りの事情にはえらく疎いのでよくわからぬが。

どもあれ、ここで問題が生ずるのである。
詰め物を捨てるのが一仕事とくるからだ。そのまま捨てるのはゴミ袋が一杯になるので、潰そうとするのだが、これが簡単ではないのだ。面倒だが、一個一個、封筒開けを突き刺して、空気が抜けるようする訳。鋏は嫌いなので。
ところが、それだけでは簡単に潰れない。一つ一つ手で空気を出してやらねば相変わらず嵩張ったままなのだ。これには正直のところ閉口。
と言っても、発泡スチロールだと、そのままゴミ袋に入れるしかないから、コンパクトになるだけましとは言えるのだが。

と言うことで、突然、どこかで読んだエッセイを思い出した。
とある地方名産品の贈答箱の詰めものに、タオルが使われていたというのである。しかも、宣伝文句一切無しで、特産物の絵が描かれているだけの、薄っぺらいもの。
タオルなら、どの家庭でも必ず使うだろうということで、捨てるものをなくす工夫だという。
近時、その手のタオルをもらうことも滅多になくなったから、かえってそれなりの使い道があり重宝しているのではなかろうか。
商品より、詰め物の方に人気があったりして。

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