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■■■■■ 2015.6.28 ■■■■■


ドラッグ問題を眺めて

日本の代表とされる優良企業が、ドラッグ問題未対応とは思わなかった。
それでもかまわないほど、日本的組織が確立しているという自信があるということのようだ。確かに、それこそが強さの根源であるのは間違いない訳で。

もうかれこれ20年は経つだろうか、巨大企業のドラッグ対応について教えてもらったことがある。・・・ドラッグを持っていたことが判明すれば有無を言わさず即解雇。
コレ、企業のリスク管理のイロハと覚えておくようにとのこと。

ご想像がつくかも知れぬが、テロリストのような裏の組織が、個人の弱点を利用して巧妙な攻撃を仕掛けてくる恐れがあるからだ。当たり前だが、グローバルな巨大企業とは、そんじょそこらの中小国家を凌駕する規模。しかも、マスコミからは、ナショナルフラッグがつけられていたりする。事業とは無関係な話で、突如恨まれたりする可能性もある訳だ。
リスクを並べて見れば、そのような姿勢で臨むのは当たり前の話。日本企業だと、リスト内容が変わるとはいえ、重大性の認識を間違うと、コトが起きた時、とりかえしのつかぬことになる。大丈夫だろうか。

オキシコドンは「鎮痛薬」と報道されているが、一種のモルヒネ。まさしく、ドラッグ。
常識的には、ペインコントロール専門医の下で、主に、激痛の走る癌患者や重度リウマチ患者に用いるもの。アスピリンやイブプロフェン等では対応できないからだ。そういう点では素晴らしい薬。
しかし、マイケル・ジャクソンのように、OxyContin(オキシコドン徐放剤)とDemerolの日々を送る人もいたりする。どの程度のペインに苦しんでいたのかは知る由もないが。結局、担当医のミスで命を落としてしまった。

この手の薬は、米国では、多くの若者が利用しているとされる。これを、なんとかせねばという評論は時々みかけるが、銃と同じで、規制は無理だろう。
そういう風土なのだから。(ドラッグ入手難になると価格が高騰し、街は物騒になり、安全度がますます低下しかねない。)
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