■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[13f釋草]■■■
釋草は"華榮秀英"の解説で終わって、釋木に入る。丁度、架け橋の役割。・・・
   華…【荂】 華荂…【榮】・・・
   木謂之華 草謂之榮 榮而實者謂之秀 榮而不實者謂之英

    木本で咲く場合"華"
    草本で咲く場合"榮"
      実が成るなら"秀"
      実が成らないなら"英"

[桐木@≪木≫ "木+熒"]…木本の種[梧桐]
榮 桐木@釋木
華荂 榮@釋草…草本の華(花)

  欣欣向栄
  繁栄
  栄誉
  栄養

蕍 芛 葟 華榮@釋草

   蕍[n.a.]
   芛[艸之葟榮]
   葟[n.a.]
   華[榮] 葩[華]
   英[艸榮而不實者]
   (秀[上諱{漢光武帝名}])
   荂[n.a.] ⇒𠌶[艸木華]  花[n.a.]
おそらく"華榮秀英"の原義はflowerではない。

 焱:火華[三火]
 熒:屋下鐙燭之光[焱+冂]
 燊:盛皃[焱在木上]

以上、ザッと検討したが、たいした意味は無い。この箇所の解釈は極めて難しいからだ。自分の頭にある概念が錯綜しているので扱いかねるといったところ。(その原因の一つは、草木分別の論理欠落。)・・・現代のflower文字は花。但し、華での代替はあり得るが。どちらにしても、植物全般対象で、草本も木本もなかろう。しかし、≪艸≫でなく≪木≫の字形である榮を草の花を意味するとされてしまうと違和感を覚える。このため、釋草のこの箇所に疑問が生じることになる。(榮は華に含まれるとしながら、それぞれが木と草に該当し分別されているとの書き方にも問題がある。)
そんなこともあり、ある時点で華⇒花になったと推定するものの、華とは、もともとは植物に無関係で、光輝くイメージ用語だろうとの思いが立ち上がって来る。
こんなことを考えていると、古代の草木概念が見えてくるかもと思いながら。(分析思考一色から、概念思考に入ってくるので。)
・・・草木とは定着生命体であるが、発芽〜枯滅のサイクルが早いのが草で、何年も生き続けるのは木。華とは、発展のための種子を残す一大イベントを意味し、基本は天高く聳える巨樹の咲花力を称えるべき設定されたのが華。草の場合は、濃密ではないものの、地表一面に花を咲かせる景色が生まれるので、その繁栄を寿いだのが榮。種が無くともその繁栄を続ける宿根草の力を称えたのが英。無数の種で存続を続ける姿勢を褒めたのが秀。
  

     

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