■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[19h釋畜]■■■
≪五行五畜≫とか、≪爾雅的六畜≫という言い回しで釋畜篇を立てた意味について触れたが📖、数字"六"についての見方をはっきりさせた方がよいかも。

易の思想を取り入れると、五牲は合わないから、自動的に六畜[牛馬+羊鶏+犬猪]となろう。
地なら五方[東南西北中]でよいが、宇宙世界なら天地観念が入るから六方[前後+左右+上下]が似つかわしいのと同じ。
分類の態を成していない六書にしても、創文[指事・象形]+合字[形聲+會意]+用字[轉注+假借]と考えるべきだろう。文字も古文・奇字+篆書(小篆)・左書(秦隸)+摹印・鳥蟲書の6分類となる。

 六:《易》之數 陰變於六 正於八
  天六地五 數之常也 經之以天 緯之以地 [左丘明:「國語」卷三周語下]
  天有六氣 降生五味 [「春秋左傳」昭公元年]

「易經」の卦は爻題と爻辞で記載される体裁だが、これをなぞる6の世界観と言えよう。・・・
「說文解字」では、原始一・天数三・地数二との見方だが、それとどう繋がるかは定かではないものの、「易」では、九[陽=1+3+5]・六[陰=2+4]のどちらかの文字と、初・二・三・四・五・上という6爻名の2字複合題名で表記することになっており、それに辞が附記される。(e.g. "初九":潜龍勿用)
易としては、これをベースとして、<三爻=23卦 ⇒ 82卦>で成り立つことになる。(儀典は精細を究めるものの、64種の御神籤を引くような仕組みに映る。)
--- 参考 ---
【六根@佛語indriya】
 [色境/視覚/眼根]・[声境/聴覚/耳根]・[香境/嗅覚/鼻根]・[味境/味覚/舌根]・[触境/触覚/身根]・[法境/知覚/意根]
【六通智慧@道教】(佛教経典を踏まえた 六方氣と繋がる思想。)
【六徳@儒教】孔子六經[易/周易・書/尚書・詩・禮記・(楽)・春秋]→五経典
 以鄉三物教萬民而賓興之:
  一曰六コ 知 仁 聖 義 忠 和
    二曰六行 孝 友 睦 姻 任 恤
      三曰六藝 禮 樂 射 御 書 數 「周禮」地官司徒 大司徒之職]
    "六書"…<指事〜假借>ではなく、<古文〜鳥蟲書>と考えるべき。
  
     

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