■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[19xa釋畜]■■■
「爾雅」釋畜は、<農耕>時代における、<畜>時代のノスタルジー篇ということになる。但し、それをあからさまにする訳にもいかないから、編纂者としては悩ましかったに違いない。

<畜>とは{馴養+擇種+繁殖}であるから、♂♀⚲に当たる3x6文字が確定していた筈だが、その辺りをはっきり提示できないほどに、時代は変貌を遂げていたことになる。
<畜>は国家祭祀に欠かせぬ供犠ではあるものの、見かけの重要性とは裏腹で、産業としては傍流化した位置付けと化してしまったと見るべきだろう。
「爾雅」成立時代の王朝はすでに、この辺りの文字の多くを常用から外していたことになろう。・・・
━━六畜━━
  ♂(公/父〜)  ♀(母〜)  ⚲(閹〜)[劁]
【馬】
  ♂騋  ♀驪  ⚲騸
  ♂𮩲  ♀𩡶
【牛】
  ♂牝  ♀牡  ⚲犍/犗
【羊】
  ♂羒  ♀牂  ⚲羯
  ♂羭  ♀羖      …夏
【彘(豕)】
  ♂豭/猳  ♀彘  ⚲豖 猗/䝝
【狗】(犬)
  ♂n.a.  ♀𤠋/㺏 𤡪/𤢍/𤢩  ⚲豶/𧴍 𤠻
【鶏】
  ♂雄  ♀雌  ⚲n.a.

【⚲】 犍:犗牛  羯:羊羖[夏羊牡(?)]犗  猗:犗犬  豶:羠豕(䝐:豶)
  
⏩続
     

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