■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[能&熊]■■■
甲骨⇒小篆は頭を混乱させることはなはだし。📖
  #380-381≪能-熊≫【能-熊】
    🅱(能)[n.a.](熊)
    🆂(能)(熊)
(甲骨"熊"文字未確定…性的字源に拘る奇書に映るらしい唐汉:「汉字密码」2002年 由学林出版社には牛的(2角大頭大開口-首無し大胴体に先が2又の足1対と尾)文字が熊の初元との記載があるそうだ。

混乱の原因は⺼meatの存在。
そして、𫧇が旁の位置にあること。
【䏍=厶[△]+⺼】 🆖a small worm
  䏻=䏍+去 ⇒㷱
  𦝕 (≒䏍+㠯)
【𫧇(≒比)=ヒヒ(先が2又の足1対)
  能=䏍+𫧇 ⇒熊/熋
  𱭳
  𫨩

ただ、混乱しているのは、小篆創成官僚達ではなく、文字を眺めている現代人の頭脳の方。
この字体は、クマをよく観察した必然的な結果と考えるなら、成程感を覚える筈だからだ。

「說文解字」はケモノ文字が一対の足の象形であることを見抜いている。2足歩行直立型からの文字設計上、そうならざるを得ないのである。・・・
つまり、鹿の"ヒヒ"(比ではない。)と能の𫧇は同等で、その先が二又ということ。
前者は偶蹄を意味するが、現代人とっては暗記の知識でしかないが、古代人は足跡からくる常識。
クマはそれとは似ても似つかぬ形状。足跡はヒト的である。(但し、足の小指はヒトの親指に当たる。)だからこそ、楽々と直立できる訳で、前足とは事実上"手"。二又的にモノを挟んで掴む能力が卓越していることが文字上で示されていることになる。
おわかりのように、鹿の場合は4脚を、片側の前後2足を比で表現しているが、能/熊は、2つの手でもある1対の前足を𫧇として表記していることになる。当たり前だが、掴める能力に驚嘆している訳ではなく、一撃で獲物を倒す能力に驚嘆させられたからで、しかも武器として圧倒的な力を発揮できる爪が備わっている訳で。
それこそ、"𫧇"作旁でなく"比"冠とするかとの議論もあった筈。だからこそ、五本指足を別途つけるべしと衆議一致を見たのである。

これだけの観察眼があるのだから、肉⺼が登場することなどあり得ない。恐ろしいのは開口状態であって、どの形状が⺼であるに過ぎない。

要するに口と4足が特徴ということだが、これだけでは流石に行き過ぎ感が生まれるので、これらを繋ぐ部分品を挿入しただけのこと。但し、漫然と付加したのではなく、クマの一大特徴を象徴させている。
この考案には脱帽である。・・・顔の部品にたいした機能は無いから頭部を描く必要はないし、もともと首が無いから胴体との区分など無用。しかも、尾は無視できる。

人─儿─頁─𦣻─須─髟─長─勿
┌──────────────┘
/彘:竭其尾 故謂之豕    …[豕]象毛足而後有尾
├┬┬┬┬┬┬┐  …[彘]二匕 彘足與鹿足同
│㣇彑豚豸易象  …[象]象耳牙四足之形
│    𤉡/兕
├┬──┐
馬𢊁  鼠──┐
 ├┬──/熋 …[能]足似鹿
 鹿㲋    │  …[鹿]象頭角四足之形 鳥鹿足相似 匕
 │├┐   │  …[㲋]頭與兔同 足與鹿同
 麤││   │
  兔犬   
  │ (犭)
  ││
  萈㹜      …[萈]兔足

そうそう、⺼meatは🆖ではないのでご注意あれ。下方にfireありとしたから。アハハの設計であるものの。
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