■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[雲]■■■ #422⛆雨/⻗[帀{丅(一+h)+冂}+⺀x2] …冂=cloud 🅱㊎ #423🌧雲[雨+云] …云=cloud 🆂 非 収☁云[一(天)+𠫔(宰相 or 龍)] [二(上)+厶(雲形)] 🅱 ここで、白川甲骨文字論に登場願おう。 卜文の(云)字形は、竜が雲中に頭をかくし、 その巻いた尾が下にあらわれている形に作る。@「字通」 小生は、この<云>の字体を見て、甲骨〜楷書のどの文字をじっくり眺めても、そこに龍の象形が隠れていると感じたことは無い。おそらく、そんな傍証の欠片も存在していないのではあるまいか。従って、普通なら、そんな見方に対しては疑いの目で見ることになる。 おそらく、考証学的な研究者も独断的主張と見なすだろう。 しかし、この解釈、甲骨文字の概念を考えれば確かに正論。異なる概念を提起できないなら、否定の余地なし。 言うまでもないが、白川甲骨論同様に、「說文解字」の小篆系譜概念に基づく雲の字義も正論ということになる。 ただ、この文字には厄介な点がある。 <[名詞/形容詞]cloud/[]cloudy→numerous→([動詞]gather)>という展開と、どう繋がるか自明ではない<[動詞]say(≒言)>という字義が両立している点。 もし、これが単純な引伸ということだとすると、「說文解字」の雲回轉形という情景イメージから、なんとなく言葉が発せられるという用語が生まれたと解釈せざるを得ない。 そんな説明を確定的に指摘できそうにないので、この文字の項目化を回避した可能性があろう。 つまり、言葉を口から発するという点では言≒云だが、前者は目的内容が明確で、後者は曖昧。その点では言≠云ということになる。 (C) 2025 RandDManagement.com →HOME |