■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[六]■■■
[#508]もまとめておこう。

5同様に
📖五総数として用いられていた。・・・
  六畜(馬 牛 羊 雞 狗 豬) 六親 六腑
     六藝六書 六徳六根六欲 六朝六國
     六出六合六律 六宮 六谷六極 六師
  (五行に月を加えた六行が現代占術として成立している。)

陰陽という2項対照的要素を根底にするなら、偶数である6の方が扱い易いと思うが、現実には惑星暦の価値が高いということで、それに適合するように設計された5が主流となったのだろう。(四季の区切りを4つの土曜とするという強引な五行展開を進めた点から見て、政治的に重要な概念でもあったと見てよさそう。)
しかし、人工的な雰囲気を醸し出している点で5との違いがあるせいか、12の半数ということもあって、総数的な機能は消えていない。・・・

-釋-
 数詞"6"(=5+1) or [Jp.]3x2む(mi→mu)   12x½(e.g. 楽譜記載音)
   5指で"数える"🤙(現代中国では親指小指を立てる。)
   2x3[陰爻]@易於「說文解字」
    <兩儀>偶数"2"=陰[⚋] 奇数"3"=陽[⚊]
     <三爻>天[☰:陽x3=九] 地[☷:陰x3=六]
      <六十四卦(初 二 三 四 五 上)>
   符号"∧[λ]"=入(+八[疑似的重畳化?])
     …納得し難いが、甲骨から続く思考方法だと、"入+八"説は否定し難い。
      入🅱㊎🆂 (宀🅱🆂)
 名称用文字(地域 国家 姓)
 字体改造component
   (肉→𠕜→宍)
   (廾2 hands→六@≪冥≫[#235]🆂)

-字形-(字義での数詞との関連性不詳。)
 小さな幕舎@「字通」shed[草廬] or 洞窟住居[窖]
     <壁+斜頂屋根の6面体建造物>と言えないこともない。
 [楷書]亠なべぶた+八

-大字"陸"との連関性-
 六🅱㊎🆂
 ⇩
 圥n.a. ≒≪屮≫𡴆🆂:菌𡴆 地蕈 叢生田中きのこ
      →𡋰(堯) 𠒶(𡴨)
 ⇩
 坴🆂:土塊 坴坴
 ⇩≪𨸏≫
 陸:高平地/𨽫[𨸏+𡴫]
   🅱㊎[@西周]🆂 ㊎[@春秋][籀文]

・・・発音上での同一性で文字代替が発生するとの解説が多いが、何回も記載している通り、現段階の解明状況を見る限り、音についての論議は避けた方がよい。尚、一般に、地名は地場では発音変化が少ないとされているが、六の場合、地名の発音は、数詞とは違っている。

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