■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[次]■■■ ≪欠≫部首文字関連[#320〜#323]をヒト<气>の視点で簡単に纏めてみたが📖㳄欠、その所属文字の"次"は「說文解字」での取り扱いが他とは違っている。 ・・・と言ってもたいした話では無い。一般には、[冫+欠]の合字と見なされているようだが、「說文解字」では[二+欠]とされているというだけ。 ヒトでは气の出入り箇所が口であり、そのイメージを規定にしているのが欠の合字群であると見なすなら、前者が妥当。 確かに、小篆🆂字体の左肩に小さな"𠄠"があるものの、"⺀"とみなせない訳では無いし。 しかも、甲骨🅱字には二が含まれているとはとうてい思えないから、甲骨⇒小篆の連続性を肯定すれば、「說文解字」解釈は誤謬とせざるを得まい。 しかし、現代感覚からすると、[二+欠]説の方が当を得ている気がしてくる。 ┌─欠[#320]あくび or くしゃみlack(yawn) or sneeze │ ⮞㱃[#321]すするsip └─酓 │ ⮞㳄[#322]よだれ≒つばきsaliva(spit) └─水[#410] │ ⮞次🅱 └─仌[#421]/冫(⺀)🅱㊎ or │ ⮞次:不前 不精すくnext in sequence(…second) └二[#479]🆂 │ └─旡[反欠][#323]/㒫/𠑶🅱 そう思うのは、"二"の古字が弍だから。改竄防止用の大字でもあるが、後世に作出された訳ではない。しかも、その字義は、数字の2と言うより、<副次的>という概念的なものだった可能性が高い。 異体字の"貳"とは、その用例からすると<副貳器>との意味。つまり、<主の器>たる"壹"に対する次の"鼎"類を指していると考えてもよさそう。<1,2,3>の大字とは、器を意味しているに過ぎないことになる。 "凡邦之大盟約 蒞其盟書而登之于天府 大史 內史 司會及六官皆受其貳而藏之" [「周禮」秋官司寇 第五 大司寇之職] "大祭三貳 中祭再貳 小祭壹貳 皆有酌數" [「周禮」天官冢宰 第一 酒正之職] (C) 2026 RandDManagement.com →HOME |