■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[弋弍]■■■
「說文解字」冒頭の<一二三>の系譜上の位置付けは実に面白い。そうなると、一📖一(続々)📖を検討して、ニは捨象という訳にもいくまい。

現時点ではこの三文字は表記上楷書しかできないのでどうしてもその感覚で考えてしまうが、小篆の字形は全く異なっている。どう見ても━の重畳文字構成。しかし、完璧な単立として扱うことにしている。
  一   𠄠(≠𠄞)   ≡(≠三)
(上記のフォントを眺めて、現代人が普通に考えれば、<1,2,3>は━(横棒)を並べた記号表示の象形との判定になろう。しかし、字義が数字という抽象なので、常識として、象形とは見なさないことになっている。)

現代の部首構造で、この3文字を別建てにする発想は生まれまい。
こういう状況。・・・
≪一≫[#__1]
  ㊀ 一          [重畳]→【𠄠】【≡】
  ㊁[一+−]𠄞[#479]( or 𠄟)   [重畳]→【亖】
  ㊂[二+−]三[#__4]

誰でもが知る様に、数字文字としては、代替としての大字もある。改竄防止用として作成されたと見られているため、文字創成という観点では後世の付随的な動きとみてしまうが、それが妥当とは限らないので、付け加えておこう。("壹/壱"については別途検討。)

「說文解字」では<古文>扱い。つまり、秦代以前の諸国家は既に<一 𠄠 ≡>との合字を数字として用いていた訳だ。
驚きは、"弐"は間違いなく改竄防止用だが、その元字は"二"ではなく"弍"(実際にはニは𠄠。)と思われる点。<1,2,3>は<弌 弍 弎>だった可能性が高いことになる。一歩進めれば、"參"が使われている以上、<{ム+一} {ムム+𠄠} {厽+≡}>とする数字表記案も存在していたことになろう。

≪𠂆≫[#447]弋🅱㊎🆂/𢍺   [重畳]→【戔】:賊
  :橜 象折木衺銳著形 𠂆…象物挂之
 ---諸説---
飛ぶ鳥を絡め捕る帯紐(繳)付矢(矰)を用いる狩猟(隿)具いぐるみ
狩猟用の縄付きで、下側が尖端の短かい箭(柲)
木製の杭(橛杙)
榤/橜(雞棲)@「爾雅」釋宮
≪人≫:更
≪工≫:法
≒黓black
[Jp.]≒鳶とび
  ①弌     →(𢎈 𢍾)
  ②弍[古文]  →≪貝≫[古文"二"]貳[貣+二]:副 益/(𢎐)
                 貣:从人求物
  ③弎
 弋+−
  ①𭚟
  ②弐     →貮
  ③_
≪⼽≫[#451]
  ①𭟮 ≪戌≫@十二支
  ②_
  ③_
≪囗≫[#226]
  ①:n.a.
  ②𡆤≒𡆱
  ③:n.a.
≪口≫[#22]
  ①𬺣__(𠮛𠮝)
  ②𠮡_𰇇
  ③__𭆻
≪勹≫[#343]
  ①勺_
  ②匀勻
  ③__(𫧁)
≪厽≫[#502]
  ①_
  ②亝
  ③叄 (叁)  →參"𠫯" (参)
≪大≫[#389]
   𡗓
   夳≒太

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