■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[水]■■■
巻八の"氵"文字から📖㳄欠、一挙に飛んで繋がるのが巻十一冒頭<水─沝─瀕─𡿨─巜─川>箇所。そこの目立つ文字を採り上げた。📖瀕
ここらを踏まえ、本家の"水"字体を検討しておこう。

と言っても、水の甲骨字体はよく知られている。素人が今更そのあたりに触れたところでたいした意味は無さそうに思いがち。
お蔭で、小篆と甲骨の間に存在する深い溝について考えることができなくなっている気がする。そこらについて。

そのポイントは、"氵"を含めた4種の楷書の存在。これらは、グループとして小篆と整然と繋がっている。
甲骨と小篆の字形上の相似性とは大違い。

つまり、小篆は文字の様態設計方針が確立していると思わせる風情を感じさせるということ。曲線型から直線型への転換である楷書も、同じ様に対応して新字体を創出している様に見える。
小篆はそれまでの場当たり的な個々の字体デザインから脱皮して、文字全体秩序を確立した革命児だったことになろう。

【字体】
 🅱
 ㊎
 🆂
楷書ママ
縦横転換𡿭
  
  

・・・こんなことを考えてしまうのは、「說文解字」の"水"は3種の字義が並んで記載されているようなものだから。以下の見方が示唆されている訳で、完璧な記載と言ってもよいのでは。・・・

【釋義】 :凖 北方之行 [象眾水並流 中有微陽之气]
      [所属文字大半]:水⊂出〜 入〜
伝統的解釈 (「山海經」的信仰が原点)
 (God→)"黄河"The River"→水域(江河湖海)river etc.…
             →水域生物
小篆創成官僚定義 (制定"原義")
 平準化level→液流体drawing liquid
          →雨rain→災害flood
          →用水using water
漢代哲学
 宇宙要素@五行

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