■■■ 「說文解字」「爾雅」検討[16j釋魚]■■■
冗談半分で。

魚介類記述にカキが欠けている。
  蠣/蛎/蛎 蠔[Jp.かき]  …🈚

コレ、場違いな釋虫収載文字が該当しているのと違うか。この箇所だけ比定を避けている様な印象を与えるからだが。・・・
📖
  <蛶 螪何>   n.a.
    …"蛶螪"という準重畳名の昆虫とするしかなさそう。
          何にあたるのかは不明ではあるものの。


上記の1文字には微妙な使い分けがある。
 蠣/蛎(本字)
 蠔(現代口語)
 蚝(簡体字)
 蚵(@台湾)
本草的には2文字と化す。
 牡蛎Jp.ボレイ(イボタガキ殻焼成粉末生薬)
   …カルシウム製剤[竜骨(化石)]
     「古事記」からすれば赤貝。(火傷部位収斂性効能)
2文字にする場合は♂♀の連字か、性別接頭語を付けて2ッにすることが少なくない。
カキは見た目では雌雄が不明であるが、貝の雄は普通は白色なので、♂だらけとしたのか、片方の性だけが使われているとの見方が一般的なようだ。特段、証拠がある訳ではなさそうだが、ともあれ、牡蛎という表記が多用される。

大陸では食薬的観念が常に根底にあるようだから、この見方より男性用という形容が色濃いと見ることもできそう。
現代栄養学的にも、グリコーゲンリッチで亜鉛含有とされており、儒教社会の子孫繁栄の義務を果たす上で貴重な食材と見なされて当然と思うからだ。

その流れで文字を考えると、以下の様になる。
  {牡-} ⇒ 蛶 ⇒ 螪
ここで言うところのカキは身だけを完全乾燥させた蠔干(豉)。
  
     

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