■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[匚曲甾瓦]■■■
"凵"は土坑で穴なので、口系の文字だが、匚は容器の類。𠥓の如くに描かれると竹とか柳の編み上げ型になる様だ。・・・
乚  #456≒𠃑/𠃊
├┐     :匿[象𨒅曲隱蔽形] 
📖乚
│亡/亾#457🅱🆂
│      :逃[人+乚] 📖亡𦟀
匸  #458🅱🆂
│      :衺徯 有所俠藏[乚 上有一覆之 讀與傒同]
匚  #459🅱㊎🆂
│      :受物之[象形]
│       =𠥓*/𠤬
│           方形の容器の形@「字通」
│        ↑*
│          𠥧/𠥀/桮…杯
│          𠥩/𠥊/箕…篩籠(穀類)
│          𠥪/𠥒/𤔱…n.a.
│          𠥫/𠥣/籩…高坏
│          𠥬/匶/𣡛…棺
├┬┐
曲││#460🅱㊎🆂[象曲受物之形 或說曲 蠶薄]
 ││       蠶薄"まぶし"…蚕を入れて繭を作らせる竹の籠。
 ││     =𱍫(古字)…器の形状ではない。
 ││     ≒𡆪/𠚖
 ││       竹などで編んで作った器の形。@「字通」
 甾│#461:東楚名曰甾[象形]
 ││     ≒𱰭/𠚋/𠙹
 ││        "ほとぎ" 酒容器 or 竹編的皿型容器
 瓦│#462🆂:土器已燒之總名[象形]
  │
  弓#463🅱㊎🆂:以近窮遠 📖幺糸 📖弓

【瓦】…小篆の字形はS組的な現代の屋根瓦葺を彷彿させるが、
    古代の瓦はSではなく、半丸的反り形状。
     #480≪土≫坏/壞:丘再成者一曰瓦未燒
    𤬦…往屋上蓋瓦
    𡧗…泥𡧗屋
   屋根瓦のそりのある形。@「字通」
   "かわら"[加波良]…kapāla@梵語
土の焼成品としては天竺皿が発祥ではないか。それが、床材化し所謂タイル化し、さらに屋根葺き用へと発展したという流れ。前者の考古学的裏付けは乏しいが。
("かわら"屋根については、平板状の材だったようだが、秦代に文様入り丸瓦が登場したらしい。)
従って、小篆では、皿〜丸瓦迄粘土焼成品のすべてを包含するというのが「說文解字」の見立て。換言すると、小篆字形は両端が細過ぎで、屋根瓦では無い可能性ありと、指摘しているのかも。
大陸出土品については、土器 陶器 彩陶といった用語が区別されていないので、実態把握は難しい。

INDEX   ------------------------------------------------------
「說文解字」検討  「爾雅」検討  📖古事記を読んで

 (C) 2026 RandDManagement.com  →HOME