■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[外卜]■■■ 数は身分を越えた共通概念であり、人口比0.1%未満の識字層だけが理解できるのでは統治上こまるのはわかりきっており、漢数字だけは見てわかる様にしたい訳で、字義は数字でなく覚え易い内容にしたかったということだろう。 従って、数字としての1〜10と十干、十二支(⇒12生肖)は特別扱いの文字になっている。 #001≪一≫:惟初太始 道立於一 分天地 化成萬物 or 𪛙 ⇒[㇉]丂(⇔)𠀀 [㇄]七 [h]丄丅 [丿]丆 [㇉]𠀁 [乙]𠀂 [亅]𬺰 [𠄌]𰀀 #010≪h≫:上下通 ⇒[𠄌]丩 [𠃍]𠁡(≒卜) [㇅]𠁢 #054≪十≫ #479≪二≫ #509≪七≫ 📖七九禸嘼 #516≪丁≫ 数字に用いない簡素な構成の文字としては、"卜/𠁡/𠁢"が代表的。 #094≪卜≫🅱 卦:筮[卜+圭]聲 卟:卜以問疑[口+卜] 貞:卜問[卜+貝以爲贄] 𠧩:(《易》卦之上體)[卜+𠧩]聲 占:視兆問[卜+口] 𠧙:卜問[卜+召]聲 𠧞:灼龜坼[卜+兆 象形] ≪攴≫:小擊 ≪用≫:可施行[卜+中] ≪足≫䟔:趣越皃 ≪走≫赴:趨[仆省] ≪人≫仆:頓 ≪木≫朴:木皮 ≪夕≫外/𡖄🅱㊎ ・・・卜兆が内外というコンセプトに関係するとは思えない。一説には、"外"の"夕"は、三日月🌘のoutside(𠁡)の意味付けのためと。缺けるという概念とは対立的解釈なので、説得力に欠ける。肉の外側を意味する可能性もあるが、呪術とか、卜兆に関係するとも思えない。ともあれ、縦棒の右側に横棒というデザインではないようだから、単純記号文字ではなさそう。すでに、甲骨卜占は廃止されており、卜は占のdivinationと由来不詳のoutsideの意味の二又状況は拙いので、とりあえず月を付けた文字"𦘱"にしただけかも。 【附】 小篆で書かれた公式文章を読むには、<文字世界とは規定された構成部品の合字の集大成。>との認識が不可欠だろう。それは絵文字世界からの一大飛躍でもある。それを意識した最初の人は張敞かも。隷書で執筆されたと思われる「說文解字」成立の100年以上前。 その結果、<六書>という見方が生まれたに違いない。「說文解字」は、(説明の例から見て)それに"一応"従っている体裁をとることに決めたのだろう。 そこらについて。 「說文解字」叙では、「倉頡」@小篆を読める人がいない状況が続いていた、と。・・・ ⑩宣帝代[前74-前48年]、古代文字を読めた≪張敞≫が(以下の様に、鼎銘文を解読したとの記録がある。)対処したものの、結局、⑭平帝代[前1-6年]に、≪揚雄≫が纏め上げた、と記載されている。 美陽†@陝西得"鼎"・・・ ≪張敞≫好古文字 桉鼎銘勒 而 上議曰:・・・ [「漢書]卷二十五下 郊祀志 第五] †1963年に"宅茲中国"銘の何鼎が出土した周原遺跡で、 "美陽"が刻まれた陶器出土。[2024年発表] ・・・部首を理解すると、古代文字は読めるということ。 (C) 2025 RandDManagement.com →HOME |