■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[思]■■■ ・・・と言うことで、<脳で"思う"問題>に一応触れておこう。 呪術時代に<心性>でもなかろうとの「字通」的見方はその通りだろう。 小篆創成期にしても、強権的標準化に邁進した秦帝国が人間学を必要としたとも思えないから、<心性>観念など生まれていたところで、唾棄すべきものとされるのは必定。 そうだとすれば、"思う"行為を<頭脳活動>とみなすこともあるまい。 それに、漢代勃興の五行論を見る限り、思惟が脳味噌に関係するとの見方があったとはとても思えない。ヒトの精神性に関係する臓器を五臓に限定している以上、五臓とは無縁な頭脳にその手の役割が振られることは無かろう。 それでは、殷代ではどうなのか、となるが、<頭脳活動>というセンスは皆無と見るのが自然では。 ・・・"思"は、思惟活動の字義との説明(ギリシア的観念)は難ありということになろう。 しかしながら、"思"は、脳の被さりモノ(頭蓋)の象形"囟"と、内臓たる心臓の象形"心"の、合字であることは確実。 はてさて、元義をどう考えたらよいのだろう。 #405【囪】:在牆曰牖 在屋曰囪 悤:多遽悤悤 #406【囟】🅱 ≪月≫腦/脳/脑 𦛁 …𡿺 {𭕄+凶} 㐫 𭗼 ≪匕≫匘 𱑄 ≪骨≫𩩀 #407思/恖[囟]/𢙥"おもう"think:容 慮 :謀思 #408【心/⺗したごころ/忄りっしんべん】🅱㊎ :人心 土藏 在身之中[象形 博士說以爲火藏] "おもう" 怤 :思 念/𫝹[亼]recall :常思 想plan :冀思 惟よしcontemplate :凡思 懐/懷なつく :念思 㤲 :思皃 意こころ :志 →憶(→忆)おぼえる 愁うれえる :憂 孌/慕したう :習 (C) 2026 RandDManagement.com →HOME |