↑ トップ頁へ

2002.11.12
 
 


火山発電の見込み…

 地熱発電分野で、エネルギー源の探索というより、基礎火山学としか思えない研究が見うけられる。

 火山研究は地熱発電に繋がる、との論理が通用するからである。

 常識で考えればわかるが、火山の地中最深領域の知見など、ほとんどない。(地中の構造把握能力は飛躍的に向上しているが、安定地盤での天然ガス・原油採掘の領域が対象である。)
 高温岩盤の構造や状態でさえ、未だにデータが限られており、解明着手が始まった程度と言えよう。

 このような状態で、火山調査が地熱発電技術の進歩に寄与するとの主張は、あまりに強引だ。 

   過去記載の
   → 「地熱発電技術開発にかけるべきか?」へ (20021106)
   → 「貯留熱水層発電の見込み」へ (20021108)
   → 「地熱発電の国際比較」へ (20021110)


 エネルギーの将来の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2004 RandDManagement.com